医療法人ロコメディカル江口病院
〒845−0032 佐賀県小城市三日月町金田1054−2
電話:0952−73−3083 FAX:0952−72−5773

江口病院における肝疾患に対する取り組み
 

肝疾患のみならず消化管・胆膵疾患、他疾患についても「テーラーメイド医療(採寸し型紙を取り、体にフィットした世界に一着しかない背広を作るように患者様個人個人を尊重し、納得のいく医療を提供する)」を目指しています。

そのため、3分間診療の流れ作業ではなく、必要かつ十分な検査とさらに、担当医と患者様、ご家族が十分に納得のいくまで話し合って治療方針を提供させて頂き患者様のニーズに見合った医療を提供させていただきたいと考えております。

早急な検査、治療を必要とする病態を除き、ある程度の時間を必要としますので1回の診療では限界があります。幾度かの診療、検査、さらに面談を要すること(状況によっては時間を予約して)がありますことをご了承ください。



肝疾患に対して
 

十分な問診(生活暦、既往歴、家族暦を含めた)身体所見の次に、急性の肝疾患(今回、体に生じた肝機能障害)、慢性の肝疾患(6ヶ月以上続く肝機能障害)いずれに対しても

@血液検査(段階的に数回の採血が必要となることがあります)
A腹部超音波検査(腹部エコー)

以上は、まず最初に欠かせない検査となります。その際、経過を拝見したり、さらに検査項目の重複を避けるために過去の献血や健康診断結果、母子手帳などがありましたら可能な限りご持参いただきますようお願い申し上げます。


急性の肝疾患が疑われたら
 

ウィルス性、薬剤性、自己免疫性、その他原因を検索し、原因に応じた治療を行います。劇症肝炎などの集学的治療を要する病状が明らかとなれば高次の関連病院である佐賀大学、久留米大学などへの紹介を直ちに考慮いたします。

@血液検査(段階的に数回の採血が必要となることがあります)
A腹部超音波検査(腹部エコー)


急性の肝疾患が疑われたら
 

その原因が何かを明らかにしていきます。
方法として

・生活習慣、薬剤、健康食品などの情報の聴取
・主に血液検査でウィルスマーカー、自己免疫生肝疾患マーカー
 生活習慣関連検査を行います
・腹部エコーを用いて肝臓の性状(活動性、進展度、腫瘍性病変の有無)を評価いたします
・必要であれば腹部CTを行います
・また入院して頂き、腹腔鏡検査、肝生検を検討します


原因が明らかになれば適切な治療を提案致します
 

■B型慢性肝炎
 肝庇護療法(内服であればウルソ、小柴胡湯など。注射であれば強力ネオミノファーゲンCなど)
 抗ウィルス療法(内服であればラミブジン、アデフォビルなど。注射であればインターフェロン)
 瀉血療法

■C型慢性肝炎
 肝庇護療法(内服であればウルソ、小柴胡湯など。注射であれば強力ネオミノファーゲンCなど)
 抗ウィルス療法(インターフェロンαβPEG、インターフェロン+リバビリン併用療法)
 瀉血療法

■自己免疫性肝炎
 免疫抑制療法(プレドニゾロンなど)

■原発性胆汁性肝硬変
 ウルソなど

■脂肪性肝疾患(アルコール性、非アルコール性)
 生活習慣、食事習慣の是正など



さらに上記の疾患で肝硬変への進展が考えられた場合
 

可能な限り患者様の生活の質が損なわれないように、栄養指導、分岐鎖アミノ酸製剤、利尿剤、排便コントロールなどのきめ細やかな治療と併発する門派圧亢進症によって生じる食堂・胃静脈瘤の内視鏡による定期検査と破裂のリスクが高じた場合の主として内視鏡的治療(内視鏡的結紮術、硬化治療)提案致します。「肝硬変」と診断されても近年では適切な医療により生活の質の維持が長期にわたり可能となっています。



肝腫瘍の存在が疑われたら
 

腫瘍の性状、個数、占拠部位をさらに精密に検査いたします。
方法として
マルチスライス CTによる造影CT(ダイナミックCT)
血管造影下   CT(CTAP/CTHA、アンギオCT)
脳腫瘍生検

治療を必要とする腫瘍であれば
内科的治療として
肝動脈派塞栓術(TAE)
持続肝動脈注化学療法
経皮的エタノール注入療法(PEIT)
経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)

外科的切除を必要とすれば、当院のデータを添えて佐賀大学医学部または久留米大学医学部をご紹介致します。

いずれの場合も、個人個人に応えた適切な生活の是正と維持、検査計画、治療計画により皆様のお役に立てることを第一に考えております。



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